2010年4月22日木曜日

【備忘録】 イザベラ・バード「朝鮮紀行」 朝鮮時代の仏教のようす

イザベラ・バードの著した「朝鮮紀行」の記述より、朝鮮時代の仏教の様子を日訳と英文オリジナルを併せてまとめる。なお、原本オリジナル英文の捜索は1日も経たずにbougiさんがこなしてくれた。ジェバンニである。

270 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2010/04/21(水) 00:36:34 ID:ss1yWPZD
この部分の英文オリジナルテキストって、どこかない?

イザベラ・バード 朝鮮紀行
この深山に隠遁してしまった瀕死の仏教は、鬼神信仰を上塗りされ、
清国の仏教と同じようになかば神格化されたおおぜいの聖者の下で窒息しかけている。
たとえば門徒のような日本の大きな仏教改革派の特色である、
正義を求める崇高な目的や向上心はなにもみられない。
修行僧たちはひどく無学で迷信深い。みずから信仰している宗教の歴史や教義についてほとんどなにも知らない。
経文の意味についてもそれは同じで、彼らの大半にとってはお経もたんなる「文字」にすぎず、
たえず繰り返せば「メリット」のあるものにすぎないのである。
『朝鮮紀行』-第十一章「金剛山の仏刹」-

ほんのひと握りの例外をのぞき、修行僧全員が頭陀袋を下げ鉢を手に徒歩の旅に出て、
ぬかるみと土ぼこりだらけの険しい道を歩き、不潔でむさ苦しい宿に泊まり、
その坊主頭と信仰をさげすむ人々に物乞いし、
最下層の人々からも「目下に対することば遣い」をされなければならないのである。
『朝鮮紀行』-第十一章「金剛山の仏刹」-

277 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2010/04/21(水) 23:37:55 ID:KJmr84on>>270
http://uriginal.comxa.com/viewtopic.php?f=27&t=1709
2ch現行スレ(PART14)の270さんへのレスなんですが、2chに書き込めないのでここに書いておきます。
2chに書き込める方、この記事に気づかれましたら、ぜひ転載お願いいたします。

この深山に隠遁してしまった瀕死の仏教は、鬼神信仰を上塗りされ、
清国の仏教と同じようになかば神格化されたおおぜいの聖者の下で窒息しかけている。
たとえば門徒のような日本の大きな仏教改革派の特色である、
正義を求める崇高な目的や向上心はなにもみられない。

As to the moribund Buddhism which has found its most secluded retreat in these mountains,
it is overlaid with daemonolatry, and like that of China is smothered under a host of semi-deified heroes.
Of the lofty aims and aspirations after righteousness which distinguish the great Buddhist reforming sects of Japan,
such as the Monto, it knows nothing.
CHAPTER XI: The Monasteries of the Diamond Mountain (pp.163-164)
http://www.archive.org/stream/koreaandherneig06birdgoog#page/n201/mode/1up

修行僧たちはひどく無学で迷信深い。
みずから信仰している宗教の歴史や教義についてほとんどなにも知らない。
経文の意味についてもそれは同じで、彼らの大半にとってはお経もたんなる「文字」にすぎず、
たえず繰り返せば「メリット」のあるものにすぎないのである。

The monks are grossly ignorant and superstitious. They know nearly nothing of the history and tenets of their own creed,
or of the purport of their liturgies, which to most of them are just "letters," the ceaseless repetition of which constitutes "merit."
CHAPTER XI: The Monasteries of the Diamond Mountain (pp.164)
http://www.archive.org/stream/koreaandherneig06birdgoog#page/n202/mode/1up

278 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2010/04/21(水) 23:40:01 ID:KJmr84onほんのひと握りの例外をのぞき、修行僧全員が頭陀袋を下げ鉢を手に徒歩の旅に出て、
ぬかるみと土ぼこりだらけの険しい道を歩き、不潔でむさ苦しい宿に泊まり、
その坊主頭と信仰をさげすむ人々に物乞いし、
最下層の人々からも「目下に対することば遣い」をされなければならないのである。

It must be remembered *snip* that all but a few of the monks must make an annual tramp,
wallet and begging-bowl in hand, over rough, miry, or dusty Korean roads, put up with vile and dirty accommodation,
beg for their living from those who scorn their tonsure and their creed, and receive "low talk " from the lowest in the land.
CHAPTER XI: The Monasteries of the Diamond Mountain (pp.171)
http://www.archive.org/stream/koreaandherneig06birdgoog#page/n213/mode/1up

※全文はこちら
Korea and Her Neighbours: A Narrative of Travel, with an Account of the Recent Vicissitudes and Present Position of the Country
by Isabella L. Bird. (1898)
http://www.archive.org/stream/koreaandherneig06birdgoog

ソース主義はかくありたいものですね。

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